スペイン紀行
バルセロナ紀行
遙かな国遠い国 はるばるやってきた積年憧れの地アルハンブラ。
アルハンブラ宮殿はグラナダである。かっては王宮として栄え
各国をを支配したところであろう…浅学・歴史を語ることは出来ない。
盆地の中の山の頂に建てられた王宮…心配になるのが水の確保
どうやって生活水を確保したのであろう… 王宮の中には噴水もあり
人工の池もある。心配するほど苦労はなかったのかも知れない。
庭園花壇には薔薇の花なども散見できる。しかし薔薇よりも印象的なのが
紫色のブーゲンビレアであった。多くの観光客が観光バスで連日訪れる。
日本からの観光客一団も多い。
トイレ休憩…これは必要なことだが足し止めをされるのはもどかしい。広い庭園内あちらこちら見て回りたいものだ だがどこに何があるかもとより知るはずもなく…
10分の休憩…これが待ちきれず先行して歩を進める。ガイドのヨネハラさん人員点呼…一人足りない…団体の規範を守れない困ったひとだ。
私のことだ…「直ぐに戻ってきますから」とかみさんの言い訳で動き始める…中には迷子になって団体に迷惑をかける者も少なくないらしい。
スペイン観光には必ず現地のガイドをつけなければならないこれがスペイン観光の条件と言うことだ。
日本語の出来ないガイドもいる…通訳付のガイドも時には現れる。添乗さんはスペイン語が堪能である。頭の良さそうな女性である添乗さんが頼りであった。
かって宮殿には2000人もの王妃がいたと言われる。王の右腕として活躍していた臣が王妃に浮気心を起こし打ち首になった…宮殿の一室石畳に生々しい血糊のあとが… これはどうも眉唾物だ。
太古の昔中国の皇帝も2000人、3000人の后を抱えていたと言う。
尋常ではない… 一人や二人臣下に分け与えたら良さそうなものを
…それでは王の権威が失墜するのか。甘い考えはつけ込みやすい… 私の考えは甘い(よく先輩からそのようにたしなめられた) それでは一軍の将としての資質もないと言うことか… 
そんな考えに耽っていると団体に置いて行かれる。お〜いピカチュウや〜い。添乗さんが目印にピカチュウを指揮棒の上に取り付けていた。しかしもうそれさえも掲げ歩かない。
アルハンブラ宮殿はイスラム王国の宮殿であり13世紀に創建され14世紀末に完成。建築・装飾ともに芸術の頂点を示す。以上ものの書籍には書かれているが多くは記録されていない。当時の王様が誰であったか…どんな戦いがあったのか。歴史は戦いの繰り返しである。
たとえ王様が誰であったにせよそれを記憶する気もないがつくづくもっと勉強しておけば良かったなあ…と思うがそれも後の祭り。

窓にガラスが入っている…これは14世紀のものとは思われないが
ラマの画像がすりガラスで描かれているようだった。宮殿から見る外の景色 王朝のあったときもこのような景観だったのだろうか…
宮殿内には人工の池もあり凝った花壇に囲まれている。薔薇の花を始め色々な花が咲いていた。スペインと言えばフラメンコを想起し赤い薔薇をイメージする。スペインの赤い薔薇の撮影がターゲットであった…
しかし日本の植物園に咲く薔薇の花々も改良が加えられて遜色はない。ともあれ撮しましたスペインの赤き薔薇です。名前こそ分からないが山下公園でも港が見える丘公園でも見ることができのではなかろうか…
城壁に乱れ咲く紫の花はブーゲンビリア…この色が鮮やかで印象的であった。壁際には赤く染まり蔦状に絡む紅葉もあった。スペインも今は秋である。