スペイン紀行
バルセロナ紀行
バルセロナの北西約 60km モンセラット
鋸でひかれた山を意味する。スペインの鋸山だ。岩の先端は歴史を
物がたり風化によって丸くなっている。
バスの中は寝不足を補うために皆居眠りをしている。
賑やかな市街地を出て一転峻険な山容に包まれる。眼下の町は
ナポレオンに滅ばされて壊滅し、その後復興した町だ…と添乗さん
が説明しているが皆夢うつつか?… 右彼方に見えるのが尼僧の
修道院です(道を修めるところいわば宗教女学院所だね)…さらに
バスは険しい山道を喘ぎ登る。…岩山を背景に大きな教会が聳えている
ここには80人の僧が生活をしています。 豪勢な… たった80人?…
聖なる地 教会の中央には黒いマリア様が発掘されて祭られている。
教会の中は脱帽!…女性はお構いなしらしい。
男性で帽子を被っているのは我がSantaだけであった。
それはいいとして撮影禁止…(…) 狭い階段を行列をなして黒いマリア様に拝謁。
手を触れて願い事をすると願いが叶うと言う。(異教徒でもか?)
長年の夢が叶ってはるばるここまでやってきた。この上何を望むのか?
家内安全・交通安全・無病息災は少ない賽銭で川崎大師で済ませているではないか…
別段願い事もない(大きな欲もないし信仰心も極めて乏しい)
 こんちわ、はいさいなら…
多少閉所恐怖症の傾向… 教会から出ると気分は清々しく晴れ晴れする。
しかし視界は深い霧に閉ざされていた。それでも戸外は気持ちよし…
流石聖地…ドロボーやスリはここ迄訪れないらしい。逃げようにも坂道を走り下るか断崖を飛び降りるしかない。取り締まりも強化されている。現地の警察官に憧れを抱く我がかみさん達。(安心感もある)制服警官にすり寄ってSantaに撮影を促す。はいポーズ!「いちたすいちは2だよ!」。あっけにとられているのは警察官である…何事が始まったのかと言う顔つきだ。

視界は雲霧にとぎれとぎれ。安心の一行はここで漸く買い物を思い立つ。我も自動販売機に硬貨を投入する。1.6ユーロ…日本円でいくら? 120円程度のものか…それなら日本と変わらない。納得…買い物が面白くなる…次に絵葉書を… 早くも買い物ツアーの始まりだ。
日本で言うなら成田山か明治神宮川崎大師に匹敵するのであろうか…参拝客数だけで言えば日本の人口が多いのだから 国土も狭いし… となにか拘った何にもならない思考を繰り返していた。
教会の直ぐそばまで高原列車が山を登ってくる。こんなのに乗るのも良いね…とは思うがどこへ行くのかも知れず。バスの車窓から遙か長閑な光景に目を細めていた。

モンセラットはオプショナルツアーであった。初めてのスペイン東西南北も分からず放り出されたら途方に暮れるところである。 オプショナル良かったね よかったね 男一匹4人組 お互い合点である。良きにつけ悪しきにつけ…なにせ初めてなのであるから。
ウィーンの少年合唱隊は有名であるがもとを正せばここが少年合唱団の発祥の地である…とガイドさんの説明。ここの司教達が少年合唱団を組織して指導したという。…ふ〜ん…
ガイドさんはとっておきのCDを取り出し合唱隊の歌を帰途のバス車内で放送される。帰りはモンセラットを別なルートで走る。甲高い透き通ったそして長閑な声(ウイーン合唱団の歌を想起してください…聞いたいたことありませんか?実は私も…なんですが)
バスの中は静寂が漂う… zzzzzz 子守歌になったのかな?
いえいえバスの中は爺婆が大半でした。 ガイドさんの作戦成功のようでした。質問を浴びせたり騒々しい困ったお客より 静かに眠る客はガイドも歓迎である。それではお休みなさい… 一緒に眠っていたりして…