スペイン紀行
バルセロナ紀行
セビリアとセゴビアよく似た名前である。デジタルカメラも撮影枚数が多くなるに従って混乱が生じてくる。失敗画像は消去する。その後に撮影した画像の順番が乱れる。セビリアの中にセゴビアの写真が入ったりしたらもう分からない。おそらく我が「スペイン紀行」の中にもそうした矛盾が生じているかも知れない。著名な画像はこれはどこだな何の塔だなと言うことは直ぐ分かるが  で…なければもとより勉強不足で知るよしもなし…(とここでも無責任なのでした)

不要画像の消去にも細心の注意が必要である。うっかり間違って全消去やフォーマットをOKしたら取り返しが着かないことになる。2度と同じ画像は再現されない過去にはそんな失敗を幾たびも繰り返した。同伴の仲間達に途中で撮影画像を見せるときにも真ん中のメニューボタンは押さないでくれよと嘆願する。もしも今までの成果を一瞬にして消去されたらSantaは固まって気が抜けて動くことも出来なくなるであろう。(そんなこともなくて良かったね)
赤シャツの現地ガイド・ハビエルさん…日本語は話せる。日本語を話すスペイン人にあえばホッとする。好青年笑顔の対応とても良い感じ。かみさん達に大受け(これも職業笑いか?)
見物渋滞の遅れは挽回できたか?…トイレへ寄る暇もなく
こっちですよ〜…グァダールキビール川の遊覧船に気をとられていた。
全く逆の方向へ一行は急ぎ足。一行が案内されたのは城かアルカサル(大聖堂)か
両方を兼ね備えたものなのかも知れない。宮廷風要塞とも訳されている。
例によって困ったSantaは説明など聞いてはいない。いくら聞いても分からない。飲み込みも鈍いのだから…背を向けてシャッターを切っている。見るもの全て相変わらず物珍しく…はいアルカサル(やれやれ大聖堂又撮影禁止なのか…) 高い塔の上まで皆登っていく…
登らなくてもシャッターポイントたくさんあるのにとつぶやきながらSantaも登る。
観光客はスペインの人も多いがその他の国々からも訪れている。ここでは我々が外国人…階段ですれ違っても気軽にオラと挨拶を交わすこともない。それよりも危険人物かどうか?鑑定が眼先走る。私の被る黒の帽子YOKOHAMAと書かれた文字と 大形のデジタルカメラ「FinePix S602」に視線が集まる。…こちらでは殆ど「FinePix S602」ほどのカメラを持つ人を見かけない。これは奇異にさえ映るのだろう。ただでさえ奇異に思われている人種である。デジタルカメラからまさかミサイルが飛び出すはずもないが…

「スペインでは特に大形のデジタルカメラが人気があってひったくりや置き引きスリなどに狙われるのですよ」と添乗さんに言われている。間抜け面のSantaに特に警告の意味で言っているのかも知れない。うっかり撮してくれますか?などとカメラを渡したらとんでもないことになりそう。… もっともそんな言葉を言えないのだから心配はない。
ツアー旅行は走り歩きをしばしば強いられる。足の不自由な方もおられるのに…。と言っている割に走る日本人を演じているのだ。やっぱり走っている。足が短いから歩数を多く取らなければ追いつかないと言うことがあるのではないか…
本日の夕食はフラメンコショー予約が入れてありその時間に合わせるため添乗さんも気が気ではない(見物渋滞が重く長く尾を引いている)そんなことは知るよしもなく右を見たり左を見たり…すこしは協力してやろうかなと添乗さんの指示に従う。
としながらも相変わらず集団からちょっと離れて距離を置いている。拘束され邪魔されない撮影をしたいがためである。

大聖堂周辺では馬車が待機している馬力車(人力車ではない)。馬車にも乗ってみたいところだがそこまで逸脱は出来ない。
は〜い ここから写真を撮れば一番良いところですよ… なんて言えば
我先顔で誰もが「は〜いチーズ」なんてやっている。:血相変えたかみさん「お父さん何をやってんのよ!どこにいたのよ!」… ?「ここに居るではないか写真とっているのは承知して居るではないか」… 同伴おばさん3人並んで
ポーズを決めている。しかし息が合わない…こらこら撮す瞬間どこを見ている目をつぶらないで! チーズはもうあきたからいいからさ…
☆ 綾小路君麻呂 風 添乗さんの話は楽しかった。今もって忘れない(その一話)
飲兵衛の定年前夫妻が同行した事があり終始団体に迷惑をかけっぱなし。止せばいいのにバスに乗っているときも待合いの時も酒酒酒…足下も不如意。団体の手を煩わせる。ツアーに支障を来すので途中で引き返してもらったと言う。
「覚えておれよ」と捨てぜりふを残して…添乗さんは後ほど訴えられた。飲んだくれは元都職員だったという。しかしツアー客の事細かな稟議書によって訴えは却下されたと言うことであったが… 手に負えない飲んだくれ確かに我らが身辺にも居るいる…

若者を集めて講義したことがあった。人間63億の脳細胞13歳の時が頂点でそれからだんだん死滅していく。酸素不足により脳細胞は死滅する。死滅した脳細胞は再生されることがない。極度な泥酔をすると一度に多くの脳細胞は死滅するのです。泥酔すると息苦しくなるでしょう。酸素不足になるのです。シンナーを吸っている若者も居ますがあれも酸素不足になれば脳細胞が働かなくなりハイになりますが死滅していくのですよ。アルコール患者の多くは死滅した脳細胞は蘇生できません…:幻覚症状が出て・アルツファイマーと同じような恍惚の人になりますよ。脳細胞は大切にしましょうね。
こんな講義をしたら宴会幹事から非難囂々!水を差す気か!…と
   (蛇足)